🇸🇪スウェーデン

移民政策を進めると、
あなたの生活はどう変わる?

仕事、税金、家、学校、治安。あなたの生活に何が起きるのか、スウェーデンの数字で見ます。

同時に起きた変化が、すべて移民によって起きたとは限りません。

LIFE IMPACT

暮らしへの影響

「で、私には何が起きるの?」を出発点に、仕事・住まい・税金・学校・安全など生活に近い順で見ます。

💼

仕事とお金

給料、仕事、税金。まず家計に近いところから。

1

仕事は見つけにくくなる?

難民として来た人は失業率を押し上げた可能性があります。ただし、あなた個人に直接影響するとは限りません。[1][2]

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+ プラスになる可能性

人手不足の業種では働き手が増え、事業やサービスを維持しやすくなる。既存社員の過重労働が軽くなる可能性もある。

− 負担になる可能性

同じ技能・地域・職種で仕事を探す人が増えると、採用競争が強まる可能性がある。

スウェーデンで確認できたこと2025年の働いている人の割合はスウェーデン生まれ69.9%、外国生まれ66.3%。外国生まれの人の失業率はスウェーデン生まれの人より高い。
どこまで分かる?
政府の試算では、2013〜2025年に難民として来た人がもっと少なければ、失業率は多くの時期で約0.5ポイント低かったとされています。ただし、これは実際に起きた結果ではなく、条件を変えた計算です。対象も難民として来た人に限られます。
判断材料
公式統計+政府の分析
参考資料
  1. 1
    Konjunkturinstitutet 2026 2013–2025年に難民として来た人が2025年水準だった場合、失業率は多くの期間で約0.5ポイント低かったというシナリオ推計ページ内:本文「2013–2025」シナリオ・注意事項
  2. 2
    SCB LFS 2025 出生地別の働いている人の割合・失業率Employment rate / Unemployment 2025
2

自分の給料は下がる?

一部の人は若干給料の低下が確認されています。影響は職種・技能・移民の種類で違います。[1]

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+ プラスになる可能性

移民と、もともと働いている人が違う仕事や役割を担当できれば、会社の仕事が回りやすくなり、給料にプラスになる可能性があります。

− 負担になる可能性

同じ技能を持つ労働者が急増すると、一部の職種では賃金上昇が弱くなる可能性がある。

スウェーデンで確認できたことスウェーデンの研究では、一部の人で短期的に給料と雇用への小さなマイナスが確認されました。特に低学歴・低所得など、仕事の競争を受けやすい人にやや影響がありました。
どこまで分かる?
給料への影響は小さく、低学歴・低所得など仕事の競争を受けやすい人にやや影響がありました。主な影響は北欧の近隣国から来た人との競争によるもので、難民や家族として来た人の影響は確認されませんでした。長期の影響は分かっていません。
判断材料
移民の影響を調べた研究
参考資料
  1. 1
    Delmi 2016:2 短期的にスウェーデン生まれの人の相対雇用と平均賃金へ小さな負の影響を推定。低学歴・低所得層でやや大きいSome overall conclusions — 2nd–3rd bullets
3

人手不足は改善する?

働き手は増えます。ただし、人手不足の職種に合う人材が増えるかで効果は変わります。[1][2]

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+ プラスになる可能性

医療・介護・建設・サービスなど不足する職種に人が入れば、利用者にもサービス維持という利益がある。

− 負担になる可能性

労働人口が増えても、必要な資格・言語・地域と合わなければ人手不足は解消しない。

スウェーデンで確認できたこと2025年、外国生まれの人の79.2%が「働いているか、仕事を探している」状態でした。就業者は約1.3百万人。
どこまで分かる?
働ける人が増えたことは確認できます。ただし、医療や介護など、それぞれの人手不足がどれだけ改善したかは、この数字だけでは分かりません。職種ごとに見る必要があります。
判断材料
公式の雇用・職業データ
参考資料
  1. 1
    SCB LFS 2025 2025年の外国生まれ労働力151.8万人・就業者126.9万人Labour force / Employment rate 2025
  2. 2
    SCB 職業統計 2024 外国生まれの人の職業分布は在留理由で大きく異なるThe most common occupations among foreign born
4

自分の税負担は増える?

必ず増えるとは言えません。国に払う税金と、国から使われるお金の差は近年改善し、直近の算定年では弱いプラスです。[1]

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+ プラスになる可能性

働いて税や社会保険料を納める人が増えれば、公共サービスを支える側も増える。

− 負担になる可能性

働いている人の割合が低い期間が長ければ、給付・教育・住宅・行政などの支出が税収を上回る可能性がある。

スウェーデンで確認できたこと政府のまとめでは、外国生まれの人に使われる公的なお金が、納める税金などを上回る状態が長く続きました。ただし差は縮まり、最新の計算ではわずかにプラスです。仕事で来た人は、難民として来た人より良い結果でした。
どこまで分かる?
結果は、来た人数や理由、時期によって変わります。また、収支がプラスでも、あなたの税金が下がるとは限りません。
判断材料
政府の収支分析
参考資料
  1. 1
    Konjunkturinstitutet 2025 外国生まれの人の国や自治体のお金への国に入るお金と使われるお金の差は長期に負だったが近年改善し、最新算定年は弱いプラスページ内:本文「offentliga finanser」
5

社会保障の負担は増える?

移民の種類と就業状況で大きく変わります。難民として来た人では負担が大きくなりやすい傾向があります。[1]

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+ プラスになる可能性

長期的に就業が進めば、給付受給から納税へ移る人が増える。

− 負担になる可能性

就業まで時間がかかる層が多い場合、生活扶助などの支出が長期化する可能性がある。

スウェーデンで確認できたことSCBの2018年分析では、長く生活扶助を受けていた割合は、外国生まれの人でスウェーデン生まれの人の約7倍でした。2023年に低所得の家庭で暮らす子どもの割合は、外国にルーツがある家庭で16%、スウェーデン背景の家庭で3%でした。
どこまで分かる?
外国生まれとスウェーデン生まれで差はあります。ただし、この数字だけでは移民全体が社会保障の負担をどれだけ増やしたかは分かりません。来た理由や滞在年数でも変わります。
判断材料
公式統計+政府の分析
参考資料
  1. 1
    Konjunkturinstitutet 2025 仕事のために来た人は難民として来た人より就業・国や自治体のお金の結果が良く、移民の構成が重要ページ内:本文「Sammansättningen av migrationen spelar stor roll」
🏠

毎日の暮らし

家、病院、学校。毎日使う場所への影響。

6

家は高くなる?

移民による人口増が住宅価格を押し上げたとする研究があります。これから買う人には負担、持ち家の人には資産増になり得ます。[1]

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+ プラスになる可能性

人口増に住宅建設が反応すれば、新築供給や地域の投資を促す可能性がある。持ち家の資産価値上昇が利益になる人もいる。

− 負担になる可能性

住宅供給が追いつかない地域では、賃貸競争や価格上昇がこれから住まいを探す人の負担になる可能性がある。

スウェーデンで確認できたこと2025年、外国にルーツがある人の43.3%が集合住宅の賃貸に住んでいました。スウェーデン背景では19.0%です。また研究では、2000年代の移民による人口増が住宅価格を大きく押し上げたと推計されています。
どこまで分かる?
若い世代が増えることで、高齢化をやわらげる効果があります。ただし、税金や年金を支える力になるかは、どれだけ働けるかで変わります。
判断材料
住宅統計+住宅価格の研究
参考資料
  1. 1
    Delmi 2016:8 移民による人口増加が2000年代の住宅価格をはっきりと押し上げたとする分析Some overall conclusions — housing prices
7

病院は混む?

移民によって病院の混雑がどれだけ変わるかは、現時点では今あるデータだけでは、まだ分かりません。外国生まれの人は医療を含む高技能職にも就いています。[1][2]

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+ プラスになる可能性

医師・看護師・介護職など供給側で働く人が増えれば、人手不足を補える可能性がある。

− 負担になる可能性

人口増や健康ニーズの増加は、病院・診療所・介護への需要を増やす。

スウェーデンで確認できたこと2024年の結核報告は315件でした。ただし、これは結核だけの数字で、病院全体の混雑は分かりません。一方、外国生まれの人は医師や看護師など医療の仕事にも就いています。
どこまで分かる?
移民が増えたことで病院の待ち時間がどれだけ変わったかは分かっていません。患者だけでなく、医療で働く人も増えるためです。
判断材料
医療人材の公式統計。混雑への影響は未確認
参考資料
  1. 1
    SCB 職業統計 2024 外国生まれの人は医師・看護師などを含む高等教育専門職にも就いているAdvanced higher education occupations...
  2. 2
    Socialstyrelsen 医療人材統計 22の免許職種を含む医療人材の公式統計。移民による待ち時間の全体としての影響は直接推計していないStatistikpublikation / 22 legitimationsyrken
8

子どもの学校はどうなる?

一律に悪くはなっていません。もともといた生徒への影響は、農村部などでプラス、大都市ではマイナスでした。[1]

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+ プラスになる可能性

若い人口が増え、学校が維持される地域もあり得る。異なる言語・文化に触れる機会も増える。

− 負担になる可能性

児童生徒が短期間に増える地域では、教員、言語支援、特別支援、校舎などへの需要が増える。

スウェーデンで確認できたこと2008〜2022年の研究では、移民の子どもが増えても、もともといた生徒の成績が全国一律に下がったわけではありません。農村部などではプラス、大都市ではマイナスでした。2024/25年の高校進学資格率は、スウェーデン背景で約87.5%、外国にルーツがある人で約75.3%でした。
どこまで分かる?
影響は地域によって違いました。クラスを小さくするなど、学校側の対応でも結果が変わったとみられています。
判断材料
学校データ+生徒への影響を調べた研究
参考資料
  1. 1
    IFAU 2024:22 もともといた生徒への影響は高曝露校・農村部でプラス、大都市でマイナスSummary of Working paper 2024:22
9

子どもの進学に影響する?

もともと住んでいる人の子どもの進学率が下がったとは確認されていません。一方、外国にルーツがある子どもの進学率は、何歳でスウェーデンに来たかなどで大きく違います。[1]

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+ プラスになる可能性

スウェーデン生まれで両親が外国生まれの人では、大学などへの進学率がスウェーデン背景を上回るデータもあります。

− 負担になる可能性

外国生まれで、ある程度成長してからスウェーデンに来た人は、学校に慣れる時間が短く、進学率が低い傾向があります。

スウェーデンで確認できたこと25歳までに大学などへ進んだ割合は、スウェーデン背景44%、スウェーデン生まれ・両親とも外国生まれ52%でした。一方、外国生まれで7歳以降に移住した人は27%でした。
どこまで分かる?
これは外国にルーツがある子どもの進学率を比べた数字です。移民が増えて、もともと住んでいる人の子どもの進学率が下がったという意味ではありません。
判断材料
公式統計
参考資料
  1. 1
    UKÄ / SCB 2022/23 1997年生まれの25歳時点の高等教育開始率:スウェーデン背景44%、スウェーデン生まれ・両親外国生まれ52%、7歳以降来瑞27%PDF pp.2–3(本文「Vanligt med högskolestudier...」)
10

公共サービスは混む?

病院・学校・交通などが全体としてどれだけ混むかは、まだ一律には分かりません。人口が増えた分だけ、サービス側も増やせるかが重要です。[1]

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+ プラスになる可能性

人口が増えることで、利用者減で維持が難しい交通・学校・地域サービスを支える可能性がある。

− 負担になる可能性

行政、保育、交通などの供給が人口増に追いつかなければ、待機や混雑が増える可能性がある。

スウェーデンで確認できたこと今あるデータでは、移民が増えたことと、病院・保育・交通などの待ち時間を直接比べることはできません。
どこまで分かる?
人口が増えた分だけサービスを増やせたかで、混雑への影響は変わります。
判断材料
直接判断できるデータはまだ不足
参考資料
  1. 1
    Delmi 2016:8 人口増に対応してインフラ・住宅・教育・安全・社会施策への投資が必要と提言Some overall conclusions / recommendations
🛡️

街と安全

犯罪、地域、近所の変化。

11

犯罪に遭いやすくなる?

犯罪指標の背景差はありますが、移民増加であなたの被害リスクがどれだけ変わるかはまだ、はっきりとは言えません。[1][2]

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+ プラスになる可能性

犯罪被害は外国にルーツがあるだけで決まらず、年齢・性別・所得・地域など多くの要因が関係する。全国一律の変化として扱わない。

− 負担になる可能性

一部のグループでは、犯罪の容疑者として登録された割合が高く、犯罪被害の調査でも差がある項目があります。

スウェーデンで確認できたことBråのデータでは、何らかの犯罪の容疑者として登録された割合は、スウェーデン生まれ・両親ともスウェーデン生まれで3.2%、外国生まれで8%でした。ただし2025年の研究レビューでは、移民が社会全体の犯罪をどれだけ増減させたかを断定するには、まだ研究が足りないとされています。
どこまで分かる?
外国生まれの人の容疑者割合が高いことだけでは、移民が社会全体の犯罪を増やしたとは言えません。犯罪の種類や時期、地域も見る必要があります。
判断材料
犯罪統計+被害調査+研究レビュー
参考資料
  1. 1
    Brå 2025:7 移民の犯罪への全体としての影響は時期・集団・受入環境で異なり、単純な一般化はできないSammanfattning / Brås bedömning
  2. 2
    Brå NTU 2017–2023 外国にルーツがある人者とスウェーデン背景者の自己申告被害率には犯罪類型ごとの差があるSammanfattning — Utländsk respektive svensk bakgrund
12

自分の街はどう変わる?

かなり変わる地域があります。ただし、変化が暮らしにプラスかマイナスかは地域条件で違います。[1]

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+ プラスになる可能性

人口が増えることで、地域の消費、商店、学校、交通などを支える可能性がある。

− 負担になる可能性

特定地域に短期間で集中すると、住宅・学校・行政サービスの調整が追いつかない可能性がある。

スウェーデンで確認できたこと2025年、外国にルーツがある人は全国で約28%でした。ただし地域差は大きく、ボトキルカでは63%、エッケレーでは8%でした。
どこまで分かる?
暮らしへの影響は、家・仕事・学校などが人口増に対応できたかで変わります。
判断材料
公式地域統計
参考資料
  1. 1
    SCB 2025 地域統計 外国にルーツがある人人口の比率は自治体間で大きく異なるDrygt en av fyra i befolkningen har utländsk bakgrund
13

近所の住んでいる人の内訳はどう変わる?

地域によって大きく変わっています。全国平均だけでは実態をつかめません。[1]

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+ プラスになる可能性

人口減少や高齢化が進む地域では、若い住民が増えることが地域維持につながる可能性がある。

− 負担になる可能性

住む人が短期間に大きく変わる地域では、学校や住宅、地域でのコミュニケーションなどに対応が必要になります。

スウェーデンで確認できたこと2025年の外国生まれの人は人口の20.8%、外国にルーツがある人は28%。スウェーデン生まれで両親が外国生まれの人も約72.6万人いる。
どこまで分かる?
分かるのは、住んでいる人の内訳が変わったことです。それだけで暮らしが良くなった・悪くなったとは言えません。
判断材料
公式人口統計
参考資料
  1. 1
    SCB 2025 全国28%に対しBotkyrka 63%、Öckerö 8%など地域差が大きいDrygt en av fyra i befolkningen har utländsk bakgrund
🔭

これから

将来

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高齢化問題の助けになる?

高齢化をやわらげる助けにはなります。ただし、税金や年金を支える力になるかは、実際に働く人がどれだけ増えるかで変わります。[1]

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+ プラスになる可能性

若い移民が増えると、働く世代の人数が増え、高齢者の割合が高くなりすぎるのをやわらげられます。

− 負担になる可能性

現役世代の人数が増えても、働いている人の割合や所得が低ければ税・年金・社会保障を支える効果は小さくなる。

スウェーデンで確認できたこと研究では、移民による人口増で働く世代が増え、高齢化をやわらげる方向に働いたとされています。外国生まれの人は、2000年の1,003,798人から2025年には2,210,638人へ増えました。
どこまで分かる?
若い世代が増えることで、高齢化をやわらげる効果があります。ただし、税金や年金を支える力になるかは、どれだけ働けるかで変わります。
判断材料
人口データ+経済研究
参考資料
  1. 1
    Delmi 2016:8 移民による人口増で人口の年齢バランスと将来の扶養負担見通しが改善Some overall conclusions — demographic future prospects
15

結局、暮らしは豊かになる?

単純な答えは出ていません。経済規模は増えても、もともと住んでいる人1人あたりの豊かさが増えるとは限りません。[1]

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+ プラスになる可能性

働く人、企業活動、消費者が増えれば経済全体の規模は大きくなる。人手不足の緩和や税収増がもともと住んでいる人にも利益をもたらす可能性がある。

− 負担になる可能性

人口が増えると、住宅・学校・医療などにかかるお金も増えます。国全体の経済が大きくなっても、1人ひとりが使えるお金まで増えるとは限りません。

スウェーデンで確認できたこと政府のまとめでは、移民が経済に与える影響は、良い・悪いの一言ではまとめられないとされています。働く人や消費は増えますが、住宅・学校・医療などにかかるお金も増えるためです。
どこまで分かる?
経済への影響は、来る人数や理由、時期によって変わります。国全体の収支が良くても、あなた自身が豊かになるとは限りません。
判断材料
政府の経済分析。1人あたりの結論は出ていない
参考資料
  1. 1
    Konjunkturinstitutet 2025 移民の経済効果について一義的な結論を出すのは難しく、規模・構成・時期で結果が変わるページ内:冒頭本文
🌐

言葉と文化

言語・宗教・価値観

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自国の言語は維持される?

住んでいる人の内訳が変われば地域の言語環境も変わります。ただし、スウェーデン語が維持できなくなっているとは確認できません。[1][2]

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+ プラスになる可能性

複数言語を使える住民が増え、国際交流やサービス対応の幅が広がる可能性があります。

− 負担になる可能性

地域によっては学校・行政・地域コミュニケーションに追加の言語対応が必要になります。

スウェーデンで確認できたこと2025年、外国生まれの人は約221万人で、人口の20%を超えています。外国にルーツがある人まで含めると約28%です。住む人の内訳が変わっていることは確認できます。
どこまで分かる?
外国生まれの人が増えただけで、スウェーデン語が失われるとは言えません。実際に使われる言語や、スウェーデン語力の変化を見る必要があります。
判断材料
人口データ+スウェーデン語学習の統計
参考資料
  1. 1
    SCB PIAAC 2023 外国生まれの人のリテラシー等の技能はスウェーデン滞在年数とともに高まる傾向Skills increase with more years in Sweden
  2. 2
    SCB SFI統計 SFI受講・C/Dコース修了を背景別・滞在年数別に追える公式統計Education — Swedish for immigrants tables
17

文化や習慣は変わる?

宗教や地域の文化は実際に変化しています。ただし、変化したことと「文化が失われた」ことは同じではありません。[1][2]

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+ プラスになる可能性

新しい宗教・食・芸術・行事などが加わり、文化的選択肢が増える面があります。

− 負担になる可能性

これまで多かった宗教や地域の習慣が変わり、文化をどう残すかをめぐって意見がぶつかる可能性があります。

スウェーデンで確認できたこと移民によって新しい宗教団体ができ、既存の宗教団体にも新しい人が加わっています。一方、スウェーデン国教会の会員割合は1970年代半ばの約95%から2022年には約53%まで下がりました。ただし、この減少を移民だけで説明することはできません。
どこまで分かる?
移民によって新しい宗教や宗教団体が増えました。一方、スウェーデン国教会の会員減少は、移民だけが原因とは言えません。
判断材料
移民研究+宗教団体・スウェーデン国教会の統計
参考資料
  1. 1
    Delmi 2023:2 移民により新しい宗教共同体が設立され、既存共同体にも新しいメンバーが加わったSome overall conclusions / Conclusions
  2. 2
    Church of Sweden 1970年代半ば約95%から2022年約53%へ会員比率が長期低下Kyrkomedlemskap under 2000-talet
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社会の価値観は変わる?

価値観の差はありますが、移民の価値観も滞在とともに変化します。受け入れ側の態度にも変化が見られます。[1][2]

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+ プラスになる可能性

スウェーデンで長く暮らすうちに、考え方がスウェーデン社会に近づく項目があります。また、違う背景の人と関わることで、受け入れる側の考え方が変わることもあります。

− 負担になる可能性

宗教・家族・男女平等など一部の価値観は差が長く残り、社会的摩擦につながる可能性があります。

スウェーデンで確認できたこと2026年の調査では、移民の考え方は一つではなく、スウェーデンで暮らすうちに男女平等や個人の自由などで考え方が近づく傾向が確認されています。一方、宗教や家族についての考え方は長く残る場合もあります。
どこまで分かる?
移民とスウェーデン生まれの人に考え方の差はあります。ただし、それだけで移民が社会全体の価値観を変えたとは言えません。
判断材料
移民と価値観の長期調査
参考資料
  1. 1
    IFS 2026 主に外国生まれの人7,354人を調査し、家族・宗教・男女平等などの価値観変化を分析Mellan två världar — presentation
  2. 2
    Delmi 2022:5 2016–2019年の3波パネルで、外国にルーツがある人者との接触や社会環境ともともと住んでいる人の態度変化を分析Some overall conclusions

CULTURE

文化について確認できる変化

人口構成は大きく変化

2025年の外国出生者は2,210,638人で人口の20%超。外国背景は約28%。

文化変化の前提となる人口構成の変化は明確に観測できる。文化喪失そのものを意味しない。
出典 1 出典 2

宗教構成は多元化

Delmiは、移民によって多数派とは異なる宗教的所属を持つ人々が増え、新しい宗教共同体が設立され、既存共同体にも新しいメンバーが加わったと整理している。

移民が宗教的多元化に寄与したことは研究で確認できる。一方、国内出生者自身の宗教性が移民によって変わったかはほとんど分かっていない。
出典

イスラム系共同体などの規模を公的統計で追える

スウェーデン宗教共同体支援庁の2024年年次報告には、2023年の各宗教共同体の会員・定期参加者相当の『betjänade』人数が掲載されている。

宗教共同体の規模は部分的に定量化できるが、国内の全信者数そのものではない。
出典

スウェーデン国教会系の会員比率は長期低下

Church of Swedenは1970年代半ばの人口約95%から2022年には約53%へ低下。2026年時点の会員は約540万人。

これは重要な文化変化だが、長期的な世俗化や制度変更など複数要因があり、移民だけを原因にはできない。
出典 1 出典 2

移民の価値観は一様ではなく、滞在とともに変化

2026年のIFS研究は7,354人を主に外国出生者から調査し、教育・男女平等・個人の自由を取り入れる一方、宗教・家族志向が長く残る場合もあると報告。先行研究でも滞在期間が長いほど複数の価値観がスウェーデンに近づく傾向が示されている。

『移民は同じ価値観を固定的に持ち続ける』とも『すぐ完全に同化する』とも言えない。
出典 1 出典 2

移民との接触は既存住民側の態度にも関連

Delmiの2016〜2019年3波パネル調査では、外国背景者が社会環境に多いことや個人的接触が、移民への適応要求や権利意識と異なる方向で関連していた。

文化的影響は移民側だけでなく受け入れ側にも起こり得る。ただし効果は単純な一方向ではない。
出典

宗教を狙う犯罪は測れるが、移民原因とは限らない

Bråは2024年に2,731件の届出でヘイトクライム動機を特定。宗教集団への動機は18%で、反ユダヤ217件、イスラム嫌悪199件。キリスト教嫌悪は全動機の1%。

教会・モスク等への破壊も宗教的動機が確認されればヘイトクライムとして扱える。ただし加害者の移民背景が確認されない限り『移民による文化破壊』とは分類しない。
出典
DETAILED DATA詳しいデータを見る人口・流入・雇用・所得・教育・住宅・犯罪など
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01

人口・移民の規模

基礎となる人口系列と流入理由。

外国生まれ人口

2000〜2025年

出典: Statistics Sweden (SCB)原典を見る

2025年 初回在留許可

理由別

家族
25,211
労働
22,958
EU / EEA
10,935
保護
12,810
留学
16,382
執行障害
642
出典: Swedish Migration Agency (Migrationsverket)原典を見る
02

仕事

働いている人の割合と失業率を出生地別に確認。

働いている人の割合

15〜74歳・2025年

スウェーデン生まれ・失業率
6.2%
外国生まれ・失業率
16.4%
出典: Statistics Sweden (SCB)LFS標本調査原典を見る
03

所得・社会保障

所得と生活水準の差を見る。

子どもの低所得水準

0〜17歳・2014〜2023年

出典: Statistics Sweden (SCB)原典を見る
2023 外国にルーツがある人
16%
2023 スウェーデン背景
3%
長期社会扶助・外国生まれ/スウェーデン生まれ
約7倍
出典: Statistics Sweden (SCB)社会扶助の比較は2018年原典を見る
04

教育

義務教育の出口と高等教育。

スウェーデン背景・女子
87.3%
スウェーデン背景・男子
87.8%
外国にルーツがある人・女子
77%
外国にルーツがある人・男子
73.5%
出典: Swedish National Agency for Education (Skolverket)原典を見る
スウェーデン背景
44%
スウェーデン生まれ・両親とも外国生まれ
52%
外国生まれ・6歳までに移住
49%
外国生まれ・7歳以降に移住
27%
出典: Statistics Sweden (SCB) and Swedish Higher Education Authority25歳までの進学。修了率ではない原典を見る
05

住宅・地域

住宅形態と地域集中。

外国にルーツがある人・集合住宅賃貸
43.3%
スウェーデン背景・集合住宅賃貸
19.0%
出典: Statistics Sweden (SCB)原典を見る
ボトキルカ(Botkyrka・最高)
63%
全国
28%
エッケレー(Öckerö・最低)
8%
出典: Statistics Sweden (SCB)原典を見る
06

治安

容疑者登録と犯罪被害は別の指標として見る。

スウェーデン生まれ・両親ともスウェーデン生まれ
3.2%
スウェーデン生まれ・親の1人が外国生まれ
5.9%
スウェーデン生まれ・両親とも外国生まれ
10.2%
外国生まれ
8%
出典: Swedish National Council for Crime Prevention (Brå)容疑者登録。犯罪認定・有罪判決とは異なる原典を見る

犯罪被害調査

外国にルーツがある人は、男女ともに、暴行、脅迫、強盗、スリ、販売詐欺、カード・クレジット詐欺、ネット上の嫌がらせ、ハラスメントの被害を受けたと答えた割合が全体的に高くなっていました。

女性の性犯罪被害では、スウェーデン背景の人のほうが、被害を受けたと答えた割合が高くなっていました。

出典: Swedish National Council for Crime Prevention (Brå)自己申告の犯罪被害原典を見る
07

健康

疾病別データは全体の健康と混同しない。

2024年 結核報告
315件
人口10万人あたり
3
スウェーデン国内感染と推定
60件 (19%)
出典: Public Health Agency of Sweden (Folkhälsomyndigheten)結核という特定疾患の指標原典を見る
08

経済・財政

単一の「得・損」にせず、就業・税・給付・滞在年数を分離して見る。

現在の収集データでは、移民の財政影響をひとつの現在値として確定していません。SCBの税・給付・可処分所得テーブルと、年代別の研究を別レイヤーで管理しています。

この項目は実数セルの抽出が進み次第、納税・給付・可処分所得を同じ画面で比較できるようにします。